長茄子漬
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みちのくナス学の旅-4
茄子は薬になる?
 豊饒な紫紺の茄子は、遙かインドに生まれ、その長い歴史と文化の中で多様に姿を変えながら、西へ東へと伝えられていった。ある種子はペルシャ人の手によって欧州へ。また、ある種子は開拓精神とともにアメリカ大陸へ。が、そうした伝来の過程は必ずしも食用ではなかった点が興味深い。
 インドから西へ伝えられていった茄子は、まず古代ペルシャを経てアラビア半島、北アフリカのナイル流域アンジェリアへと辿り着く。これが5世紀以前。さらに、ヨーロッパへは13世紀から15世紀頃、初めて地中海沿岸において広まったとされている。しかし、欧州ではアジアほど普及せず、当時イギリスでは観賞用として栽培されていた。茄子の花や実は口にするより目で楽しむものだったのだろう。
 イギリスでは観賞用であったが、他の地域では驚くことに薬用として栽培していたようである。古くアラビアにおいては茄子をBadlnjanという名で医師アビセンナが記録に残している他、現在でも熱帯地方では薬用として使用されている。日本の製薬会社においてもナス科の野生種に多く含まれるアルカロイドを神経痛薬として利用する研究が盛んに行われていたという。私たちも実際、茄子のヘタの汁を歯槽膿漏やイボ取りの薬として伝えてきた。茄子は昔も今も私たちの生活に奥深く根づいているのである…。

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